あの頃の友達
あぁ、多分こいつとは死ぬまで一生付き合っていくんだろう、と高校生の頃は思っていた。あいつは今どこで何しているんだろうか。
「酒を飲めるようになったら一緒に飲みにいこうな」
「お前結婚したら結婚式絶対俺呼べよ?」
帰り道の川沿いで自転車をこぎながら交わしたあの口約束は多分もう無かったことになっている。
スマホなんてものが、SNSなんてものが発展してしまったせいで、ラインを追加して、ツイッターをフォローして、満足してしまっていた。
高校を卒業してすぐ、あいつのラインは消えた。ツイッターもやめていた。成人式にも来なかった。別の友達に聞いても、誰もあいつがどこの大学へ行ったかも、今何をしてるのかも知らないらしい。
電話番号くらい、聞いとくべきだった。ちゃんとしたメールアドレスくらい、登録しとくべきだったな。
自分のスマホを変えてから、あいつの写真は消えてしまった。今はまだあの顔を思い出せるけど、多分それもいつか薄れて、忘れてしまう。
今あいつと三年ぶりに会ったら、気まずくなってしまうものなんだろうか。
あの頃の友達。あの頃は友達だった。
お前今どこで何してんの?
ねぇねぇ、髭さん!
拝啓、僕の髭さんへ。
ねぇねぇ、髭さん。
何でそうやって嫌がらせするの?何で頼んでも無いのに毎日生えてくるの?髭が似合う男に、いや、"漢"になりたかったけど、僕にはなれません!
ねぇねぇ、髭さん。
髭さんが毎日濃くなっていくせいで、一年前の成人式、両親から渡された"成人祝い"は、最新の電動髭剃りだったよ。でもね、その電動髭剃りも、毎日の過労で悲鳴を上げています!
ねぇねぇ、髭さん。
もしかしたら、ある一定以上髭さんを伸ばせば、僕にも似合うかもしれない!と思って、二週間くらい髭さんを剃らなかったことがあったけど、"不潔"だの、"全く似合ってない"だの、"早く全剃りして"だの、非難の嵐だったよ、、、。
ねぇねぇ、髭さん。
何で日々勢力を増すの?もみあげとくっ付こうとしないでよ。髭さんが陣地を拡大していくせいで、もう僕はどこからが自分のもみあげか分かりません!
ねぇねぇ、髭さん。
こないだ、僕のインスタグラムのタイムラインには、遂に"髭脱毛"の広告が出て来たよ。髭さんには申し訳ないけど、今僕は、自分の将来のことよりも、髭さんを脱毛しようかを悩んでいます!
もし生まれ変わっても、髭さんと付き合っていかなければならないのなら、来世はオダギリジョーみたいな、山田孝之みたいな、成田凌みたいな、髭が似合うイケメンに生まれたいよ。
この前、髭が似合うようなダンディーな男になりたくて、"髭 ダンディー"で検索したら、"official髭男dism"が出てきたから、"おっ!"と思ってMVを観たけれど、全然"髭"でも"ダンディー"でも無くて、清潔感溢れるメチャクチャなイケメン方だったよ。
もう、万策尽きたよ、、、
おやすみなさい。
photo by 翼
控え室で髭さんと戦っている図
ツアーでのある出来事
2019年1月16日水曜日、京都MUSEにて無事ツアーファイナルを迎えました。
ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございます。
2018年10月17日水曜日に"君の声を"というCDを出して、約10箇所のツアーを回り終えた。"ツアー"というものに昔から憧れがあったから、今回、回った場所が多かろうが少なかろうがこの"ツアー"を敢行出来たということ自体に満足してしまっている。
ツアーの終盤、栄Party'zに行った時のこと。取り置きで一人の男の子が来てくれた。物販で話してみると、高校二年生、しかも剣道部とのこと。
「マジか!」
高校二年生の男の子、しかも軽音部とかでは無く、スポーツをやっている子が僕達のことを知ってくれて、観に来てくれたということに心底驚いた。高校生の頃は、運動系の部活の子と文化系の部活の子は中々つるまないような勝手なイメージがあったけれど、そりゃあ、スポーツをやっている人の中にだって、音楽を好きな人は沢山いるし、実際、僕も高校生の時はラグビーやりながら音楽をやっていたような時期があった。だけど、インディーズレーベルにすら所属してない自分たちの音楽を県外で高校生の男の子が聴きに来てくれた、という事が本当に嬉しかった。あぁ、観てくれてる人はちゃんと観てくれているんだなと思った。励みになった。こういう事が原動力になるんだなと思った。だから、その日の"傘と晴天"という曲を唄った時、自分の高校生活を少し思い出した。
昔の思い出であれ、失恋であれ、片想いであれ、今の生活であれ、何かをきっかけに曲を書くことにはきっと意味があるんだなと感じた。その時を思い出しながら歌うと胸が熱くなる。
そういえば最近、「火花」というドラマを観た。又吉直樹原作の小説、「火花」のドラマ。感動した。共感した。それに、現実を見せられた。お笑いにはあまり詳しくないけど、芸人の世界も音楽に通づるところが沢山あるなと思った。上がるやつもいれば落ちてくやつもいる。続けてく人もいれば辞めていく人も沢山いて、才能が全て。現実なんて残酷な事ばかりで、夢を語っても金は増えない。夢を持っている人におススメ出来る作品ですマジで。ごく稀に、自分たちの企画に芸人さんを読んでいるバンドがいる。自分も将来やってみたい。もっと自分の視野を広げたい。2019年、色々やってこう。
あけましておめでとうございました。
おやすみなさい。
photo by 翼
ここ最近全くもってツイテナイ
良いことが続くときがある。
そういうときは何かこう、マリオでいうスターを取って爆走してるときや、マリオカートでいうキラーを取ってリモコンすら離してしまうような、あの無敵の感覚。
しかし、その逆もしかり。
良くないことが続くこともありますよね。
夏が完全に終わったような気がします。
今回は今年の夏の終わり、僕に降りかかってきた災難の数々を忘れないように記録しておきます。
1.脳震盪により救急車
8月29日の夜のことでした。僕は部活の合宿で琵琶湖近くのコテージに泊まってました。友達とお風呂に入る約束をしていた僕は友達のところへ走って向かっていました。その最中、コテージの廊下の天井にある木の梁に頭頂部を思いっきりぶつけ、意識を一瞬飛ばすほどの脳震盪を起こし、そのまま救急車で運ばれました。病院でCTを撮り、かかった費用約9000円。色々イタかったです。。。迷惑かけてしまった方々、ごめんなさい。
2.iPhone、車に轢かれる
9月2日、この日はライブでした。メクサムノイ。初めてのサーキットイベント。かなり楽しかった。問題はその後です。ライブ後、打ち上げに行く直前。僕は四条大宮の交差点を走って渡っていました。渡り終わった数分後、友達にラインを送ろうとしてポケットの中身に手を突っ込むもそこにiPhoneは無し。「ん?え?んん??」僕は来た道を戻りました。絶対さっき交差点で走った時やん。と思っていました。案の定、交差点の横断歩道の上にiPhoneが仰向けの状態で落ちていました。バッキバキでした。バッキバキのバッキバキに割れていました。電源をつけました。光の線が何本か入るだけでした。さよなら。さようなら、僕の6S。
3.台風21号襲来
9月3日。台風21号が迫っていました。この日は野外での撮影があったのですが、中止となってしまいました。悲しい。
9月4日。遂に台風が上陸しました。この日は京都でライブの予定がありました。中止となってしまいました。悲しい。台風め。。。
そしてその日の夜、すごい雨と風でした。日中に洗濯物を干していたことを忘れていた僕は急いでベランダに出ましたが時既に遅し。洗濯物のほとんどがハンガーごとどこかへ吹き飛ばされていました。グッバイ!!
その後、僕は何の気無く大便をしていました。(ここから少し汚いお話です。ごめんなさい。)ウ◯チも終わり、ウォシュレットの「おしり」を押しました。ヴヴヴと鈍い音を立てるだけで、水が出ませんでした。「えっ!?」ウ◯チを流そうと、流水レバーを捻りました。カランと音を立てるだけでした。そう。断水です。人生で初めての経験です。フォォォオオ!やベェェじゃん!超ヤベェじゃん!全然ウ◯チ流れねぇじゃん!オワタぁぁあ!!
あれから3日、断水は続いています。
頼む。
頼むからこれからしばらくは良いことだけおきて下さい。。。
そんなことよりこれムチャええ写真や。
ガスのある生活
夏。
夏だけど特に海にも行けず、プールにも行けないまま、ガスは止まり、冷水シャワーに耐えぬく生活に慣れてきた今日この頃、大阪ガスさんごめんなさいという気持ちを込め、最寄りのコンビニエンスストアで4月5月6月分のガス代を支払った。
来た。これで冷水シャワーとの生活もおさらばだ。浴槽にぬるめのお湯をはり、大好きな音楽でも流しながらルンルンとチルアウトできる生活へと戻れるんだ。と期待してはや3日。コンロのつまみを回してもチッチッチッと音をたてるだけで火は一向につかず、お湯も出ない日々が続いた。
「えっ?何で?」
と思いすぐに調べた。
「オッケーGoogle。ガス全然戻らない。」
なるほど。ガス代を支払ったとしても、滞納者は大阪ガスさんに連絡して、ガスが戻るようにわざわざ家に来てもらわないといけないみたいだ。へ〜〜と思いつつすぐに大阪ガスさんに連絡。ガス復旧の予約をした。次の日の15時にはガスがつくようになるらしい。ウキウキ。
翌日、わざわざバイト前の15時まで待ってお湯をひねった。熱い。熱過ぎる。アチィィイイイイイイ!!!!!最高やんお湯!お湯万歳!ガス万歳!もう一生ガスなんて止めるもんか!!
そのまま浴槽にお湯をはって大好きな音楽を流しながらチルアウトし、お風呂から上がり、アイスを食べるというチルアウトセカンドを久しぶりに経験した。
バイト終わり、すぐさま帰宅し、アチアチのお湯を沸かし買ってきた蒙古タンメンを食べチルアウトサード。あぁ、もう良いや。ガスがあれば何でもいいや。大阪ガスさん最高です。今までごめんなさい。
日々ガスに感謝。謝謝。
7月31日火曜日
あと何分かで7月が終わって8月がやってくる訳だけど、相変わらずマイ自転車は壊れたまま、お気に入りのスニーカーの靴底はぶっ壊れたまま、家のガスは止まったままで蒙古タンメン1つも生成出来ぬ日々ですツラたん。。。
最近の楽しみと言ったら毎週のテラスハウスと毎日父親がラインで送ってくれる実家のトイプードル2匹の動画と最近見つけたお気に入りの柔軟剤で洗濯をすることくらい。けどこの柔軟剤がまた蜂たち(特に中くらいのスズメバチ)を寄せ付けて来るのでまたツラたん。。。
8月の楽しみは何だろう。久しぶりに実家に帰れることと楽しみなライブが結構決まってることかな(反面バイトもかなり)。大学は絶賛テスト期間なので部屋の掃除が捗る捗る。誰が読んでいるわけでも無いこの日記ともブログとも分からないモノを書く前にレポートを書かなければ。自転車を修理しなくては。新しいスニーカーを買わなければ。家のガスを復旧させ美味しい蒙古タンメンを食べ、あちあちのシャワーを浴び、風呂上がりに珠玉のアイスを食べなければ。目指せ生活充実。
Twitterで何かしら呟きたいけど何も思いつかないし、ふとこういう何でもないような普遍的文章を書く方が好きなので続けていきたいです。いつか共感者が増えれば良いな。
自動販売機でジュース(主につぶみ)買ったあとルーレット的なのあって毎回当たらんかどうかちょっとドキドキするけど何本買っても何本買っても全然当たらんやんツラたん。。。
おやすミンミンゼミ。
3年目
Brown Basketというバンドを組んで2年が経ち、3年目に突入した。
今でもたまに、このバンドで初めてライブした時の映像やスリーピースから4人になってから初めてのライブの映像を見返しては少し恥ずかしくなったり、今ではあまりやっていない曲をもう一度やりたいなとか思ったりする。
まだ2年だけどもう2年。続けてきて良かったなと思える場面が最近増えてきた。
出身も違えば通っている大学も違う人達と沢山知り合えたこと、自分たちの曲を良くも悪くも評価してくれる人に出会えたこと。こいつには負けたくないとか、この人の作る音楽は最高だとか、この人たちのライブはいつ観ても心揺さぶられるなとか。高校生の頃にずっと聴いていたバンドと同じイベントを作ったり。もちろん楽しいことばかりじゃないけど、そういう嬉しいことがあるから良い。
高校生の頃音楽に没頭し過ぎて大学受験に失敗してしまったけど、そのおかげで京都に来れたし、今がある。あの頃もっと勉強していればまた違う生活があったかもしれないけど自分には今のこの生活が似合っていると思う。
出来る限りずっと続けていたい。
頑張ります。頑張れ。